糖尿病の合併症

糖尿病の合併症

糖尿病の慢性合併症としては、比較的大きな血管が障害を受ける、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症、小さな毛細血管がやられて起きる網膜症、腎症、神経障害があります。糖尿病で動脈硬化が進む理由は、LDLコレステロールが糖化され変性してしまうこともありますが、糖尿病患者は耐糖能正常者に較べ、高LDLコレステロール血症のみならず、インスリンの作用不足に起因する低HDLコレステロール血症や高中性脂肪血症等の脂質異常を持ち合わせているケースが多く関係しています。(動脈硬化の原因

 

高中性脂肪血症を伴うことの多い糖尿病患者の場合、LDLの粒子が小さくなり、冠動脈疾患に罹患している患者と同じくらい危険なレベルであるケースもあります。糖尿病の場合、LDLコレステロール値は120mg/dl未満、血圧は130mg/dl未満とより厳しくコントロールすることが重要です。

 

糖尿病の合併症は以下に代表的な例をご紹介していますが、合併症を引き起こす前の糖尿病予備軍の時に生活習慣を改めるか糖尿病の初期の段階でアクションを取り改善を図ることが最も望ましい治療です。特に糖尿病は初期症状に気が付きにくい病気です。早めの予防を心がけましょう!(糖尿病の初期症状

 

神経障害

足の先がしびれたり、足裏に紙が張りついているような感じがするなどの異常な感覚で気づかれることが多く、通常両側の足先から起こります。しだいに感覚がなくなり、やがて感覚がなくなります。このような状態になると傷口から細菌が入り壊疽を起こし最悪の場合、足を切断することになりかねません。糖尿病患者の足切断例は毎年約3000名にも昇ると言われています。

 

神経障害は触覚、痛覚、温痛覚のような末梢神経だけでなく交感神経のような自律神経も障害します。起立性低血圧による立ちくらみ、逆流性食道炎による胸焼け、腸の運動障害による下痢、便秘、排尿障害なども起きます。直接命に関わるのは無痛性心筋梗塞です。心筋梗塞を起こしても痛みを感じないため、救急車を呼ぶこともできず、不整脈で亡くなられるケースが少なくありません。

 

腎症

腎臓は、尿を作る重要な臓器です。有害物を体外に排泄したり、水分量の調整を行い、血圧を一定に保ったりしています。赤血球を作るホルモンも作っています。腎臓が障害を受けると、まず大事な蛋白質が尿の中にこぼれ出てしまい、蛋白質不足によるむくみがでます。さらに進行すると有害物質が血液中に溜まり尿毒症の状態になり、やがて尿が完全に作られなくなると体内に水分があふれだし心不全に陥ります。生きていくために人工透析が必要になります。

 

新規に透析を始める患者さんの約40%以上が糖尿病だということです。通常、発症後5年くらいすると尿に微量の蛋白が出現し、15年くらいすると腎臓の機能が低下しはじめ、25年程度で透析に入ります。糖尿病患者は近年激増しており、今後透析患者も増えることが推察されます。腎症を早期に発見するためには、尿中の微量アルブミンを測定することがとても重要です。

 

腎症を抑えるためには、血糖コントロールだけではなく血圧、脂質にも注意を払う必要があります。また塩分も控える必要があります。

 

網膜症

糖尿病が原因で失明している人は年間で3000人にも達しています。網膜症の発症、あるいは進行を抑えるためには血糖のコントロールをしっかり行うことが極めて重要です。糖尿病と診断された時から、糖尿病に詳しい眼科医と連携をとり診察をうけることが必要です。

 

網膜の毛細血管が詰まり、その先に血流が行かなくなる時期を増殖前網膜症といいますが、この時期にレーザー治療を行うかどうかがポイントです。そのまま進行しますと血流が行かなくなった場所に新生血管が増殖します。ループを描いて、また元の所に戻ってきたりする役に立たない血管で、すぐに出血してしまいます。定期的に確認していないと、この大事な時期を見過ごしてしまうことになります。

 

網膜症で症状が出現するのはかなり進行してからですが、黄斑部という物を見る神経が集中している場所にむくみがでると少量でも視力が落ちます。初期に症状のでる方は大抵この黄斑症です。高血圧や、腎症があると起こりやすくなります。

 



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