魚介類は緑黄色野菜と一緒に食べる

EPAやDHAの酸化を防ぐβ-カロチン

緑黄色野菜に多いβ-カロチンは、抗酸化物質と言って老化やガンの原因になる酸化を防いでくれる物質です。それに対して、魚に多く含まれるEPAやDHAはコレステロールを減らし血液をサラサラにしてくれる働きがあります。しかしこのEPAやDHAには注意が必要な面もあります。

 

それはどちらも不飽和脂肪酸の一種ですが、この不飽和脂肪酸は活性酸素によってとても酸化されやすいのです。しかも、酸化の速度は空気中と体内では異なり、不飽和脂肪酸は空気中より体内で酸化する速度が速いのです。不飽和脂肪酸が酸化されて、過酸化脂質という物質になると、これが動脈硬化やガンの発症を促す恐ろしい元凶となります。

 

そこで、不飽和脂肪酸のよい面のみを生かす為にぜひ実践したいのが、緑黄色野菜に多く含まれβ-カロチンです。β-カロチンは杭酸化力(酸化を防ぐ力)が強く、不飽和脂肪酸の酸化を防ぐために大いに役立ちます。β-カロチンは、活性酸素が不飽和脂肪酸に近づいてくると、自分自身が身がわりとなって酸化され、不飽和脂肪酸の酸化を防いでくれるのです。

 

このβ-カロチンと心疾患の関連を明らかにするため米国のハーバード大学で大規模な研究が実施されました。その結果、1日おきに50mgのβ-カロチンを摂取しているグループは、そうでないグループにくらベて心疾患の発症率が50%低下したのです。心疾患に対する危険因子を持っている人には、β-カロチンが予防効果を発揮してくれることが判明したといって言いでしょう。

 

魚介類と緑黄色野菜のベストミックス

このβ-カロチンは緑黄色野菜に豊富で代表的な野菜に、にんじん、しゅんぎく、にら、小松菜、ほうれんそう、かぼちゃ、ブロッコリーなどと言った色の濃い野菜に多く含まれています。魚介類に含まれる不飽和脂肪酸のいい面を生かし、酸化の害を防ぐためのポイントをあげておきましょう。

 

まず魚介類の空気中での酸化を防ぐには、なるべく新鮮なうちに食べ切ることです。そして体内での酸化を防ぐには、抗酸化力の強いβ-カロチンの多い緑黄色野菜と組み合わせて食事をすることです。

 

魚をメインディッシュにしたら、にんじんやブロッコリ?の温野菜をつけ合わせにしたり、副菜には緑黄色野菜のサラダや煮物を加えるなどバランスを考えたメニュー作りをすると良いでしょう。また、β-カロチンは野菜以外では、のりなどにも多く含まれているので、緑黄色野
菜のサラダにのりを散らして食べるのも良いでしょう。

 

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